2010年5月1日土曜日

村上隆 X 蓑豊 東京アートアンティーク:トークイベント

村上のトークイベントの整理券ゲットの為早めに自転車で出発。
日比谷公園抜けると、朝10時というのにすごい人出。
警官がびっしり張り付いている。
何だろうと近づくと、メーデーでした。皆楽しそう。


噴水広場ではこの人出をねらって、たくさんのブース。
宣伝用にたくさんのフリーグッズくばってた。


急いで、今日一番の楽しみ。京橋へ急ぐ。無事整理券ゲット。

蓑 豊: NYのサザビーズ在籍。初代金沢美術館館長。現兵庫県立美術館館長。中国陶磁器の専門。紳士的で上品な雰囲気。
村上隆: 彼の絵高すぎて、日本では売れないけれど、世界で人気。がむしゃら、激情的(私の感想) 最近古美術に凝ってる。

村上さん遅刻して来て、あわただしくスタート。一秒たりとも無駄にしないスピード感あふれるトークに引き込まれる。知識がいっぱいで、言いたいことがいっぱいで、話が面白すぎ。

内容が濃すぎて再表現できないけれど、いくつか.....

蓑: 「好きで一緒に生活していける物がいい」「信用している業者から買った人は生き残っている。」「高くても安全に対するコスト。」

村上: 「今、買いは95%中国人。時代の変化。中国の客は美術を投資の対象としてる。日本人客は外人のは買うけれど、早い時期の日本人アーティストをサポートしない。

蓑: 「村上の大展覧会日本ではやってない。」

村上: 「アートの価値は資本主義。普遍的な価値無い。」「嫌われ者に徹しようと思ってる。」「美術界の構造にドクマがある。税制問題。脱法行為。成功するとやられる。」「今、“細川家の財宝展”やってるけれど、守るために国との軋轢いっぱいあったと思う。どうやって守ったか聞いてみたい。」「価値、ストーリー、値段、今、骨董買いだと思う。現代美術は高い。 」



パネルの写真は村上さんが初めて買った骨董。500円。「今、7~8万円で売りたい。僕が使ったし」爆笑。

質問「ビッグネームの店のはだれが買うの?」  

答え蓑: 「美術館は買わない。金が無い。やはり個人。あるところにはある。」
村上: 「ごみ拾ってきて、壁に掛ける。すごい値打ち。元手ただ。改装と称して壁にへばりついてる。そんな店西荻にいっぱい」


村上: 「ゲームが現代アートの敵。さっと家に帰って、1時間ゲームやって、さっと寝る。ゲームがビール一杯やる感覚」。   「良い人だとだめ。GEISAIやっても、若手文句ばっかり言ってる。」

若手の発掘に関しては、企業秘密でノーコメでした。

本当に内容の濃い、楽しい話でした。細切れでしか掲載できなく、自分の覚書のようです。

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