日本財団のフランスオペラ・レクチャーコンサートへ。
プーランク作曲、ジャン・コクトー台本の「人間の声」。
一人語りのモノオペラ。
自分を捨てた男との電話でのやりとり。ソプラノ一人が50分。
出演:浜田理恵(ソプラノ)、江澤隆行(ピアノ)、中田昌樹(ナビゲーター)
プーランクはソプラノにどんな風に歌ってもらいたいか、
コクトーの相手の台詞無しの、女だけの台詞で物語を構成する手腕、
語られない無言の部分で、想像力が観客に求められている、
ぼーっと聞いて入られない、等
興味深いレクチャー。
オペラ指揮者と歌手のパワーバランスについての楽しい裏話:『練習の時は指揮者はうるさい。本番では歌手が乗って行っちゃう。行っちゃった者勝ち。
「息継ぎここでしろ」とか、「ここでのばせ」と言われ、そうしたら、後で、ネットで「なんであんなところで」とか言われるとくやしい。』等、 会場爆笑。
今日近くでお目にかかって、
元気でパワフルでオペラを語りだすと止まらない浜田さんを見てびっくり。
声はふくらみと、底力と、周りがビビーッと響くような迫力のある声。
フォルテ時の声量にびっくり。
オペラはたくさん聞いているけれど、やはりぬきんでていた。
浜田理恵さんを、サロン風のコンサートでこんな近くで聴けるなんて
夢のようだった。
10年6月に新国立劇場でカルメンのミカエラ役で出演。
10年3月神奈川県民ホールでラ・ボエームのミミ役で出演。
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